60秒でゾクッとする物語:親友のアドバイス

意味がわかると怖い話

親友のアドバイス

いつものように、親友である彼女の部屋で私は人間関係の悩みを相談していた。彼女はいつも通り、優しく耳を傾けてくれた。昔好きな紅茶が一緒だったことがきっかけで私たちはお互いのことを何でも話せる親友になった。

これまで私がうまくいかないときは、彼女はいつも的確にアドバイスをしてくれ、彼女のアドバイスに従っているとすべてが上手くいっていた。

そして私は最近彼女と同じように的確にアドバイスをくれる職場の男性がおり、好意を寄せていることを彼女に伝え、彼とよい関係になるにはどうすればよいか相談していた

その日彼女の家で夕ご飯を食べることになり、彼女が買い出しにでかけた。彼女が帰ってきたときの話の話題になるようなものがないか、部屋を探索していると、ふと彼女の日記を見つけた。興味本位で開いたそのページには、日常の出来事や私たちの楽しい思い出が書かれていた。

しかし、ページをめくるごとに、彼女の言葉のトーンが変わっていった。日記には、私に対する深い愛情と、私の人間関係を壊す緻密な計画が綴られていた。彼女は出会ってからずっと私の知人や友人に嘘を吹き込み、私を孤立させいつも思い通りの状況にしていたのだ。

そして計画の最後は私達が出会った時ことを思い出させ、それでもどうしても自分だけのものにならないときは、一生部屋から出れないようにして自分だけのものにすると書かれていた。

日記を閉じたその瞬間、彼女がニコニコしながら帰ってきた。夕飯の袋以外に手には紙袋。「好きな紅茶の新しい味が出ていたの。一緒に飲みましょう」と彼女は言った。

終わり